7月の室礼

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7月は何といっても七夕さま

テレビもパソコンもなかった遙か遠くの、遠くの時代の人々は、とてつもない大きな画面の物語を観ることができたのですね。

年に1度 牛使いの彦星が、天の川に架けられた鵲(かささぎ)の橋を渡って、織姫星に会いに行くという物語を

誰が考えたのでしょう?

こんな思い出があります。

17,8年前 ものづくりの仲間13人が集まって[遊人会]という会をつくり、ヤマトヤシキ ライブホールで展示会をした時の

こと

テーマは播磨のルネッサンス「宇宙の散歩道」

会場には ロープをくねらせて天の川に見立て、その中に池水玲子さん(現代陶芸家)が星をイメージして造られた作品を点々と置き

その周りに12人が島を作り、それぞれの作品(木工芸、レーザークラフト、日本画、陶芸もちろん雲火焼も)を展示するという

楽しい企画でした。

同じ遊ぶなら見に来ていただいた方々にも遊んで頂こうという事になり、クイズを出すことにしたのです。

問題は「年に一度の逢瀬を楽しんだ彦星と織姫の間には何人の子供がいたでしょうか?」というものでした。

1週間の展示会は子供のように目を輝かせた人であふれたことは言うまでもありません。

解答用紙には「1人、2人、3人・・・・・・・・・・・・・・1億人」までさまざま

何が根拠でこんな数字が?と思うような回答もあり、本当に楽しい事でした。

正解は「星の数ほど」

お粗末な思い出話でした。