ごあいさつ
本館は父桃井一男が1961年に「桃井製網株式会社」福利厚生施設「光風荘」として建設しました。
私は父と夫(桃井篤 当時桃井製網の専務)の理解と協力の下、長棟州彦と共同で「雲火焼」の復元に取組み、近年には展示館を設ける必要を感じておりましたので「桃井製網株式会社」からこの館を引き取り私設の雲火焼展示館「桃井ミュージアム」として2011年に開館致しました。
館内には祖父「桃井健三」父「桃井一男」夫「桃井篤」の蒐集品、愛用品等、又「野村正樹の部屋」では妹の夫「野村正樹」がサントリー宣伝部を経て50歳から作家として独立し、2011年逝去するまで情熱を持って仕事に取り組み残した100冊余の著作本等を展示しております。
瀬戸内の背景を背に水琴の音色に耳を傾けゆったりと流れる時間をお楽しみください。
 雲火焼作家 桃井香子

 

 

正面玄関の横には大きな山桃の木とその横に
ひっそりと佇む【瑤泉院】(ようぜいいん)の灯篭が
お客様をお迎え致します。
桃の季節には紅白の花が咲き
そっと華を添えてくれます。

 

 

エントランスホールを入れば
赤穂緞通や絵画
季節の草花が飾られており
所々に遊び心溢れる粋な演出が
施されております。

 

 

ゆったりとくつろげるロビーでは
雲火焼に囲まれながらお話をされたり
静かな時間を過ごされたりと
さまざまな用途にご使用下さい。

 

 

 一般のお客様にもご利用頂ける現代茶室では
展示されているお道具を使っての 【お茶席】 が
催されたり、また、お茶のお稽古の場としても
ご利用頂ける空間としております。
お茶室から見る庭もぜひ、ご覧下さい。

 

 

 

瀬戸内海の景色と水琴窟庭園を眺めながら
ゆっくりとティータイムを過ごされたい方には
オープンテラスでのんびりとした時間をお過ごし頂けます。

 

 

窓ガラスに囲まれたカフェスペースでは
季節に合わせたオーナーこだわりの
テーブルウェアが癒しをプラスしてくれます。
一つ一つ違いがあるので、お気に入りの場所を
見つけてみてはいかがでしょうか。

 

 

ロビーを一望できるスペースには此の館を
残してくれた
先祖の愛用した日常品や
世界中で集めた逸品が
展示されており
季節ごとのテーマに合わせて
入れ替えられます。
希少な骨董品や美術品が身近にご覧頂けます。

企画展等により観賞料が必要となる場合がございます。

 

 

 

 

 階段を上ると、義弟 【野村正樹】 が
文筆活動で残した百余冊の著作本を展示しており
手に取って読むことも可能です。
執筆に使っていた当時のパソコンや愛用品も
展示されており、電車にまつわる逸品が
所々に飾られています。

企画展等により観賞料が必要となる場合がございます。

 

 

2階展示場には江戸後期に作られた
大嶋黄谷 (おおしまこうこく) の 【幻の雲火焼】 を
展示しております。
黄谷の師である作根弁次郎 (さくねべんじろう) の作品や
希少な茶道具も展示しております。
【幻の雲火焼】 を現代に甦らせた 雲火焼作家
桃井香子 長棟州彦 の作品もあり
また、展示場の額縁から眺める景色は
見た人の時間を忘れさせてくれます。
日本夕日百景にも選ばれた御崎の景色を
心行くまでご堪能下さい。

企画展等により観賞料が必要となる場合がございます。